台風の通り道(台風の進路|台風経路図)
台風の通り道(台風の月別の進路)
台風は、8月から9月にかけて日本本土に最も接近したり上陸したりすることが多くなります。
過去の台風の月別の進路を調べると図のような進路を進む台風が多くなります。
過去に発生した台風の通り道(台風の進路)について、月別の進路を見てみると、ある月やある季節には、進み易い進路があることがわかります。
1月〜5月の台風の通り道(台風の月別の進路)
1月から5月は、台風が発生しても、日本には近づきにくいです。
この頃には、台風の発生自体が少なく、発生しても低緯度で発生して西(フィリピン方面)に向かいます。
このため、この時期は、日本では、ほとんど台風については、心配ありません。(ただし、例外はありますが・・・)
5月の後半は、6月のコースも参考にしてください。
6月の台風の通り道(台風の月別の進路)
6月は、太平洋からフィリピン方面に進みさらに西北西に進み、中国大陸方面に進路をとる台風と太平洋から日本の南海上に進路をとる台風が多くなります。
この頃、日本付近では、梅雨前線が停滞する時期となり、大雨が多くなります。
台風が梅雨前線に近づくと、台風周辺からの温かく湿った空気が、梅雨前線に流れ込み、梅雨前線の活動がさらに活発となり、大雨となります。
7月の台風の通り道(台風の月別の進路)
7月は、太平洋からから尖閣諸島方面に進路とり、東シナ海を経て朝鮮半島北部方面に進路をとる台風が多くなります。
この頃から、本格的な台風シーズンとなり、日本に近づいてくる台風が多くなります。
8月の台風の通り道(台風の月別の進路)
8月は、太平洋から南西諸島を経て、九州の西海上から対馬海峡を経て日本海方面に進路をとる台風が多くなります。
また、8月頃には、台風を流す上空の風が弱くなり、台風の進路が定まらず迷走する台風もあらわれます。
8月は、台風の発生数が1年の中で最も多くなる傾向があります。
9月の台風の通り道(台風の月別の進路)
9月は、太平洋から日本に上陸する進路をとる台風が多くなります。
9月頃は、強い勢力を維持したまま日本に近づく台風が多くなります。
過去に日本に大きな災害をもたらした台風もこの頃が多くなっています。
10月の台風の通り道(台風の月別の進路)
10月は、日本の南海上に進路をとる台風が多くなります。もう一つの台風の進路は、太平洋からフィリピン方面に進路をとる台風です。
11月の台風の通り道(台風の月別の進路)
11月は、太平洋からフィリピン方面に進む台風が多くなります。もう一つのコースは、日本の南海上を進むコースです。
12月の台風の通り道(台風の月別の進路)
12月は、太平洋からフィリピン方面に進む台風が多くなります。
今まで説明した台風は、過去の台風を月別に描いたときに上図のようなコースを通る台風が多いということです。
月毎に必ず、このコースを通るというものではありませんので注意してください。
この月には図のようなコースを通る台風が多いという説明です。
実際には、台風が発生したときには、気象庁の台風情報で進路予想を確認して下さい。
このホームページについて
このホームページは、台風関係の資料をわかりやすく説明するために作成しています。
特に、台風経路図では、過去の台風で、類似のコースを通った台風を調べやすくするために台風の経路の図は多くなっていますが一度に調べることができるようにしています。