台風への備え
日本では、毎年のように台風の接近や上陸で、河川の氾濫や暴風、高潮、大雨による土砂災害などにより大きな災害が発生しています。いざというときのために、台風への備えをしっかりとおこないましょう。
台風への備え
台風が発生したら定期的に台風情報をチェック
台風が発生したら、自分の住んでいるところに影響があるか、台風情報をチェックしましょう。
・台風が発生して日本に影響があるときは、ニュースを見ていたら一緒に台風の情報についても放送してくれることが多いので毎日のニュースを見ていると台風の情報がわかります。
・テレビの天気予報の時間で台風情報を確認しましょう。
・テレビのデータ放送で、台風情報を放送しているテレビ局もありますので、テレビのDボタンで確認してみましょう。
・気象庁や気象協会等のホームページで台風情報をチェックしましょう。 → 台風のリンク集
(図:気象庁HPのデータを加工して作成)
・テレビを持っていない人や、車で外に出かけている人は、ラジオで台風情報を確認しましょう。
住んでいる場所の危険をチェック
自分の住んでいる場所が安全な場所か、または、危険のある場所かを確認しておきましょう。
川の近くに住んでいる場合は、台風の大雨により川が氾濫して自分の住んでいる家が洪水により浸水しないか確認しておきましょう。浸水の可能性がある場合には、どの程度浸水するかも確認しておきましょう。また、川から離れていても、住んでいる土地が低い場合には、川からの洪水が流れてくる場合がありますので洪水の可能性があるか確認しておきましょう。
山の近くに住んでいる人は、台風の大雨による土砂災害の危険がないか確認しておきましょう。
海の近くに住んでいる人は、台風による高潮の危険はないか、また、海岸付近に住んでいるひとは、高波にも注意が必要になります。
上記に内容を調べるために、各市町村で作成しているハザードマップを確認しておきましょう。
避難する場合の避難場所の事前チェック
住んでいる所が安全であれば、避難する必要はありませんが、洪水や高潮、土砂災害などの危険がある場合には
避難することも考えておく必要があります。避難場所について事前にチェックしておきましよう。
避難については、市町村が用意してくれる避難場所については、あらかじめ、住んでいる市町村のホームページ等で確認できると思いますので、事前に確認しておきましょう。
市町村が用意してくれる避難所だけが避難するところではありません。
安全なところであれば良いので事前に考えておきましょう。
(親戚の家、友人の家、宿泊施設等)
避難するタイミング
台風が接近してくると、雨や風が強くなってきますので、風雨が強まる前に避難所や安全な場所に避難しましょう。
特に台風の場合には、早い段階から担当者が避難所を開けてくれていることが多いと思いますので早めに避難しましょう。
家の周辺を見回りし、問題となることがないかチェック
家の周辺を見回り、排水溝などが詰まっていないか確認し掃除をしておきましょう。
排水溝が葉っぱなどで詰まっていることは良くあります。そのままにしておくと、排水溝に水が流れず、大雨で周辺が浸水してしまう場合がありますので、清掃しておきましょう。
家の周りで飛びそうなものがあればあらかじめ片付けておきましょう。そのままにしておくと、飛んで行ったものが隣近所にご迷惑をかけることになるかもわかりませんので、飛びそうなものは片付けるかしっかりと固定しておきましょう。
雨戸がない家は、窓ガラスにビニールテープ等を張っておき、窓ガラスが割れにくくなるように補強しておきましょう。
また、何かが窓ガラスにあたってガラスが割れても飛び散りにくくなりますのでビニールテープでの補強をしておきましょう。
停電となった場合の備え
停電となった場合のことを考えて次の準備をしておきましょう。
台風が近くに上陸するような場合には、台風の強風により電線が切れたりして停電となる可能性が高くなります。
夜間に備えて懐中電灯等を用意しておきましょう。
停電になるとテレビを見ることができなくなり、情報が得られなくなります。
特に災害が起こった場合には、復旧までに日数がかかり、それまで状況がわからなくなりますので、必ずラジオを1台は購入しておきましょう。
停電になると電気製品が使えなくなるため、懐中電灯やラジオが使えるように必ず予備も含めて乾電池を購入しておきましょう。
スマートフォンを使用している人は、スマートフォン用のモバイルバッテリーを用意しておきましょう。
肝心なときに、スマートフォンのバッテリー切れで大事な時に連絡ができなくなるのを防ぐためモバイルバッテリーを用意しておくことをお勧めします。
台風前には、スマートフォン、モバイルバッテリーは、必ず充電しておきましょう。
備蓄用品の備え
人里離れたところに住んでいる人は、孤立したときのことを考えてある程度備蓄用品を多めに
備えておきましょう。(1週間程度をしのぐことができる備蓄をお勧めします。)
「防災用品」のページを参照して下さい。