台風の統計
台風の統計に関する項目についてまとめたページです。
台風の発生数(1951年〜2018年)
台風の月別発生数(1951年〜2019年)
台風の日本への上陸数(1951年〜2019年)
台風の平年値(発生数、接近数、上陸数)
台風・サイクロン・ハリケーンの違い
令和2年7月は台風が発生しなかった(統計史上初めて)
台風の発生数
台風が発生した数を調べたい場合は、グラフをご覧下さい。1951年から2018年までの一年ごとの台風の発生数をグラフにしたものです。
多い年には、39個の台風が発生しています。また、少ない年でも14個の台風が発生しています。
(このグラフのデータは、気象庁のデータを使用しています。)
台風の月別発生数
台風の発生数が多い月を調べたいときは、このグラフを参考にしてください。グラフを見ると台風の発生する数が一番多い月は8月になります。その次に9月、7月、10月の順番となります。
(このグラフは、気象庁のデータを使用しています。)
日本への上陸数
年別に日本への上陸数をグラフにしたもの下の図になります。多い年で10個の台風が上陸、少ない年は上陸しない年もあります。
(データは、気象庁のデータを使用し作図しています)
台風の平年値
台風の平年値(1981年〜2010年の30年の平均) (気象庁のデータを使用)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発生数 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.6 | 1.1 | 1.7 | 3.6 | 5.9 | 4.8 | 3.6 | 2.3 | 1.2 | 25.6 |
接近数 | 0.2 | 0.6 | 0.8 | 2.1 | 3.4 | 2.9 | 1.5 | 0.6 | 0.1 | 11.4 | |||
上陸数 | 0.0 | 0.2 | 0.5 | 0.9 | 0.8 | 0.2 | 0.0 | 2.7 |
接近数は、台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300km以内に入った場合を指します。
上陸数は、台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指します。
平年値をどのように使うかというと、比較するのに使います。
台風の発生数が、7月の平年値は、上の表から3.6個となります。例えば、今年の7月に台風が5個発生したとすると、平年より多く発生したことになりますので、いつもより台風の発生数が多いということになります。このような使い方をします。
台風とは
台風は、熱帯地方に発生する低気圧のうち、北西太平洋で発生し、最大風速が17.2メートル以上の強い風を伴うものを台風と呼んでいます。
日本の気象庁が担当している領域は、赤道より北から北緯60度までと東経100度から180度までの範囲にの台風予報を担当しています。
台風・サイクロン・ハリケーンの違い
台風 | 東経180度より西の北西太平洋や南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が17メートル以上となったもの。 |
サイクロン | ベンガル湾、アラビア海、北インド洋に存在する熱帯低気圧の最大風速が約17メートル以上になったもの。 |
ハリケーン | 北大西洋、カリブ海、メキシコ湾や西経180度より東の北太平洋に存在する熱帯低気圧の最大風速が約33メートル以上になったもの。 |
令和2年7月は台風の発生がなかった(観測史上はじめて)
令和2年の台風の発生は、5月に1個、6月に1個の台風が発生していますが、7月には、台風の発生がありませんでした。
7月に台風が発生しなかったのは、気象庁が1951年の統計を取り始めてからはじめてのことです。
過去に、7月までに台風の発生が少なかった年は、
2016年(7月までに4個)、1年を通しては、26個。
2010年(7月までに3個)、1年を通しては、14個。
1998年(7月までに1個)、1年を通しては、16個。
1975年(7月までに3個)、1年を通しては、21個。
2016年は、26個も発生していますので、7月までの台風の発生数が少なくても、必ずしも1年を通しての台風の発生数が少なくなるとは限らないようです。